代表ブログ

生き方について考える
2010年5月23日 (日)



「降りていく生き方」という映画を見てきました。何でも通常の放映はしておらず、口コミを中心に広めているらしい。
富山県では今日1日だけの放映らしく貴重であります。
とは言っても、うちの顧問の石橋孝史氏が中心になり富山県で段取りしていたということもありますが。
これまでの時代は「勝ち負け・勝ち組負け組」「金儲け」「登っていく生き方」が中心の世の中になっていました。
儲かりさえすればよい。ライバルに勝ちさえすればよい!
そんな考え方に染まったしまい、人間として生きていくための大事なものを見失っていたのかもしれません。
降りていく生き方とは、人と人との繋がりや絆を大事にして、人としての想いを大事にして生きていく生き方。
そこには競争も勝ち負けもない。
もちろん生きていくためには一生懸命に仕事もしなければいけないし、ライバルよりもお客様に選んでいただかねばいけない。
しかし、自分が勝つということは、誰かが負けるということですよね。
誰かを不幸にして、誰かを犠牲にして成り立つ自分の幸せってどおですか?
この豊かな日本でも沢山の人が犠牲になり、不幸にも沢山の人が理不尽な生活をしている。
もちろん、努力する人しない人はいるだろう。
しかし、このまま世の中が突き進んだ場合は一部の勝ち組と大多数の負け組の世の中になることだろう。
降りていく生き方とは、国民全員が人間らしい考え方に気がついて、ほんの少しの優しさを持つことや、負けてあげられる余裕を持つことから始まるものではないだろうか?
どの道、高度成長期のような日本は戻ってきません。
成熟国家として物質だけではなく、心も豊かに生きていける国にしていきたいものです。
とても考えさせられる映画です。
http://www.nippon-p.org/index.html

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