こんにちは!
オリバーリフォーム富山の元尾です。
私たちは日々、様々なお住まいのリフォームや修繕に携わっていますが、先日、お客様から外壁の壁の中に蟻が出入りしているとご相談を受け、点検にお伺いしました。
そのお宅は、現代的な「2×4(ツーバイフォー)工法」で建てられたお家です。
多くの方が「2×4住宅は、気密性が高くて床下もコンクリート(ベタ基礎)だから、シロアリは入ってこない」と思われがちです。
が、基本的に土台やパネルなどは木を使用するため 被害にあわないとは言い切れないのが現状です。
調査をさせて頂き表面上は、金属サイディングが張られた綺麗な状態です
お客様にご説明し、許可をいただいて外壁の一部解体したところ、衝撃的な光景が広がっていました。
(※ここから先、実際の被害写真があります。ご注意ください)
窯業サイディングも解体します
➡
中が湿っている状態です
パネルが食べつくされ空洞になっています
蟻道発見
土台もボロボロです
2×4住宅が被害に遭う典型的なパターンは、主に3つあります。
① 「ベタ基礎」のわずかな隙間
「コンクリートで覆われているから安心」ではありません。シロアリは、コンクリートの打ち継ぎ部分のわずかな隙間や、経年劣化による小さなクラック(0.5mmもあれば十分)からでも侵入します。
②「配管」や「玄関土間」の貫通部
最も多い侵入経路が、浴室(ユニットバス)の配管や、キッチンの排水管が基礎を貫通する部分の隙間です。 また、玄関のタイル下の土間コンクリートの隙間も、シロアリにとっては格好の侵入経路となります。
③ 2×4住宅の「構造的な弱点」
ここが最も重要です。 2×4住宅は、壁パネル(面)で家を支える構造上、壁の内部が密閉されています。
一度侵入されると、内部の断熱材が湿気を保ち、シロアリにとって快適な環境(暖かく、暗く、湿っている)を提供してしまいます。
密閉されているため、在来工法のように「床下点検口から覗いたら、すぐに被害がわかった」ということがありません。
つまり、2×4住宅は「被害に遭いにくい」のではなく、「被害に遭っても、発見が非常に遅れやすい」住宅なのです。
今回は黒蟻の出入りが発見の大きな手掛かりとなりました。
シロアリを捕食し、食べつくした後の巣を黒蟻が再利用しているケースです
シロアリ被害が発覚した場合、やるべきことは2つです。
シロアリの「駆除」 まずは、これ以上被害を広げないために、薬剤処理の専門業者(シロアリ駆除業者)による徹底的な駆除を行います。
(※私たちは信頼できる専門業者と連携して対応します)
家の「修繕・補強」 ここからが、私たちリフォーム会社の腕の見せ所です。 シロアリを駆除しても、食べられてスカスカになった柱や土台は元に戻りません。そのままでは、家の耐震性や耐久性は著しく低下したままです。
私たちは、被害の範囲を正確に特定し、
食害された構造材をどこまで交換する必要があるか
どのように補強すれば、元の強度(あるいはそれ以上)を回復できるか
断熱材を正しく再充填し、壁を復旧するか
といった、「家の構造」を元に戻すための、専門的なリフォームを行います。 今回の現場でも、被害のあった構造材を新しいものに入れ替え、復旧しております。
「うちは2×4だから」「ベタ基礎だから」という安心感は、一度捨ててください。 シロアリは、家の構造を選ばず侵入してきます。
もし、こんなサインに気づいたら、すぐにご相談ください。
歩くと床がフワフワする、きしむ場所がある
玄関の框(かまち)やドア枠が浮いている気がする
お風呂場の出入り口の床が湿っぽい
家の基礎の周りに、羽アリ(4月~7月頃に多い)が大量発生した
シロアリ被害は、発見が早ければ早いほど、修繕費用も家のダメージも最小限に抑えられます。
オリバーでは、シロアリ被害の経験豊富なスタッフが、床下や壁の内部まで含めた専門的な点検を無料で承っています。 「もしかして?」と不安に思ったら、手遅れになる前に、ぜひ一度私たちにご相談ください。
オリバーリフォーム富山
富山県富山市二口町3丁目2-14
お問い合わせ:050-1860-0236
ショールーム来店予約にてクオカードプレゼント!
お気軽にご来店ください☆
**************************************************
富山市・滑川市・黒部市・魚津市でリフォームをお考えなら、オリバーリフォームにおまかせください!

